※ これは2007年3月29日当時に投稿した記事です。
(続き)
翌日、FRPが完全に硬化しているのを確認したらPP板製のサイドバイザーを原型として利用するため、ガムテープで前日のFRP層の上から任意の位置に固定し、その上から前日同様に#300のガラスマットを積層してから硬化を待ちます。

ちなみに布ガムテープを使うのは、PP板製サイドバイザーを仮固定する意味もありますが、強力な接着剤となるFRPの固着を防ぐ為でもあります。

一見、土台の上に積層したのでFRP同士を一体化させているように見えますが、硬化後にそれぞれ分離する事になるので積層する範囲もサイドバイザーを固定している布ガムテープからはみ出ない程度にしておきます。
翌日、土台部分とサイドバイザー部分それぞれが完全に硬化したのを確認したら、アルミホイルごとFRP部分をキムコ スーパー9sから剥がします。
取り外したら、布ガムテープの部分で一旦分割して、それぞれの不要な部分をFRP専用のディスクグラインダーでカットして大まかにトリミングします。(カット時はものすごい粉塵が出るので防塵マスクは必須!)

そして土台となるFRPパーツをガムテープで車体に仮固定してから、油性ペンで詳細なトリミングラインを書き込みます。
完成後はこの部分に両面テープを貼って車体に装着しますので、トリミングは装着時の位置合わせをしやすいように車体のパーツ分割ラインに合わせてトリミングラインを決定したら、慎重にディスクグラインダーでカットします。

そしてサイドバイザー部分は原型となるPP板があるので、カットラインもそのラインをなぞるように慎重にカットします。
それぞれのパーツのトリミングを終えたらアルミテープで2つのパーツを貼り合わせ、FRP樹脂に専用の粉を混ぜてパテ状にした「樹脂パテ」を作って接合部分を埋めるようにパテを押し込んだら、そのまま静置して硬化を待ちます。
(FRPで自作!SUPER9S専用サイドバイザー製作記 その4へ続く)