※ これは2006年5月25日当時に投稿した記事です。
キムコ スーパー9sのオーナーとなってから、その原付に似合わない高性能ぶりや車体サイズに満足していたのですが、しばらく乗っていると「もっと性能アップしたい!」という欲が出てきました。(原付の法定速度の事はこの際おいといて・・・汗)
自分が以前乗っていた「ディオBAJA」も、バイクパーツで有名なデイトナ社のハイスピードプーリーや強化ベルトを装着して性能アップを楽しんでいたのですが、キムコ スーパー9sは輸入車なので自分が購入した当時は国産メーカーで対応パーツを発売していませんでした。
そこでキムコ スーパー9s用のチューニングパーツとしてラインナップが豊富なイタリアのMAROSSI(マロッシ)というメーカーのハイスピードプーリー(マルチバリエーターという商品名)と強化ベルトの購入を考えました。
実はこの「マルチバリエーター」、実際に装着したユーザーのインプレッションでは「交換してもノーマルと変わらない」、「加工精度が悪い」、「ベルトの寿命が短い」など、あまり費用対効果は期待できないようでした。
しかしだからと言って諦めてノーマル状態で乗っていても、既に純正性能の限界が判ってしまった以上、それほどの効果は期待できなくても「自分の愛車を性能アップさせてみたい!」という冒険心を抑えることは出来ません。
しばらく考えたあげく、結局「マルチバリエーター」と「強化ケブラーベルト」を入手しました。

品物が届いて説明書を見ると、やっぱり全て外国語・・・。(焦)
少々ひるみましたが説明書にイラストが掲載されていたのと、以前ディオBAJAにて国産のハイスピードプーリーを交換したことがあるので交換方法自体は習得していた為、交換に踏み切りました。
しかし部品を確認した際、このマルチバリエーターの付属品の中には、黒いプラスチックのスペーサーらしきパーツがあり、説明書にも記載がありません。
どうやらサイズ的にプーリーのシャフトに装着できるのですが、これを装着するとプーリーのスライド量が規制されてしまい、最高速位置まで移動できません。
「ものはためし」と実際に装着して試走(!)してみましたが、アクセル全開でも30~40km/hくらいまでしか加速することができません。(笑)
もしかすると、国内の原付法定速度を厳守させるための「物理的スピードリミッター」なのかと思いましたが、どうやらこれはこの品番の「マルチバリエーター」を他の車種に装着する場合に使うらしく、キムコ スーパー9sには全くの不要パーツでした。
これは自分でキムコ スーパー9sにマルチバリエーターを装着された方の多くが疑問に思うと思います。
特に自分がキムコ スーパー9sを購入した頃はネットでも情報が少なかったので、実際に装着したのでその結果が判っていても、かなり最近まで「あのパーツは一体・・・?」と気になってました。
もしかして自分の装着場所が間違っているだけで、あのパーツを正規の場所につければ、「マルチバリエーターの本当の実力」が発揮されるのではないかとも思っていましたが(笑)、キムコ スーパー9sに装着するならば、あのパーツはサクッとゴミ箱に入れても大丈夫ですね!
さて、実際に装着する際には少々特殊な工具が必要で、「プーリーの回り止め」やクラッチスプリング交換用にだけ使う、マイナーなサイズのスパナが必要でした。
結局、クラッチスプリング交換には新たに工具を買う必要があったので、後日改めてということにしたのですが、プーリーを取り外す際にその外側にあるギアとボルトを一時固定する工具が上手く噛み合わず、手こずってしまいました。
そこで何か使えるものは無いかと工具箱を物色していたら、「先細バイスプライヤー」が、このギアの山にピッタリとはまることを発見したのでなんとかギアとボルトを外し、無事にマルチバリエーターと強化ベルトを交換できました。

マロッシの説明書にもこの「プーリー回り止め」を使って作業するようにと写真が掲載されていたので、今回の作業のためにわざわざこの工具を購入したのですが、自分の使い方が悪かったのか上手く使えないまま作業を終えました。(無駄な出費・・・)
さてマルチバリエーターと強化ベルトを装着し、ベルトを馴染ませるためにしばらく急加速などをせずに馴らし運転をした後、最高速チャレンジをしてみました。
結果、トップスピードがノーマルでは頭打ちだった速度を少し上回るだけで、やはり噂通りノーマルエンジンのままでは「費用対効果は少ない」という印象を受けました。
後日、スパナを購入して、マルチバリエーター付属のクラッチスプリングを交換したところ、若干加速がスムーズになった気がしますが・・・。
しかし今後、ウェイトローラーのセッティングを煮詰めて、マロッシから発売されているボアアップキットやハイギヤ、トルクカムなどの豊富に用意されているチューニングパーツを装着する予定があるならば、この交換はその第一歩として必要だと思います。
やはりチューニングによって性能アップするには、「トータルバランスが大事」ですね。
1. おはようございます。
MFR スポーツプーリーキット(WR:8.0g×6個)を、付けました。
電気系:PPS PPS・ミニVer.シルバー
マフラー:ノーマル、タイヤ:ノーマル
結果、
アイドリング:2,000回転(変らず)
クラッチミート:3,500(~3,800)回転(4,500回転から下がる)
最高回転:8,200回転位(少し回った)
最高速度:k位(少しあがった、7,900回転)
強化クラッチスプリングを、入れたのに、
クラッチミートが、下がった、謎な My SUPER9Sです。
最高速はほんの少し伸びましたが、高回転が、悪いです。
5,000回転から7,000回転位は、良い感じですが、
7,000回転からの上がりが超スロー 悪いです。
PPS PPS・ミニVer.ゴールドの出番かな?
思い切って、BLADE S2 EVOLUTIONを、付けるか?
冷静に考えて・・・
制限速度:30km、通勤快速車仕様・・・
今が1番良い状態かも知れません。きっと。自己完結(笑)