※ これは2006年5月17日当時に投稿した記事です。
トップコートを塗る直前、この粘度の高さが元の凹凸をなだらかに埋めてしまうことを考えた時、ふとアイディアが浮かびました!
それは、リアキャリア下面に「なべ頭ボルト」の頭を3cm程出した状態で固定してからトップコートでコーティングすれば、リアボックスを取り外した状態で荷物をリアキャリアに固定する際に便利な、「荷物固定ゴムバンド」のフックになるということです。(ママチャリなどの後部荷台についていますよね?)
なべ頭のボルトのままではゴムバンドを引っかける頭が小さいのですが、ぶ厚いtopコートでリアキャリア全体と一緒にコーティングしてしまえば、その分ゴムバンドが逃げにくいくらいの丁度良い大きさになると思いつきました。

この小技を施しておかなければ、このリアキャリアはリアボックスを外したら「ただの台」になってしまい、固定バンドで荷物を固定する際には車体とリアキャリアの狭い隙間にバンドを通さなければならなかったでしょう。我ながら良く気が付いたな〜。(自画自賛)
コーティング後、トップコートが硬化するまで1日ほど待つと表面はカチカチのツルツルに硬化していました。(この作業は夏でしたが、冬場は硬化までに時間がかかります。)
今回、たまたまストックがあったのが白のゲルコートだったのですが、やはり車体色とのバランスを考えると無難な黒に塗った方が良さそうです。
硬化後のトップコート表面は本当にツルツルなので、そのまま塗装しても色が弾かれるかもしれないので、表面を電動サンダーの120番手のヤスリを使って軽くサンディングを施して目荒らしをしておきます。
さらに念を押してプラスチック用のプライマースプレーを塗布してから、塗膜が丈夫でつや消し具合が気に入っている「ホルツ つや消し黒」をスプレーしました。

そして車体に固定してから、取付穴へのホコリや水の侵入を防ぐ為にホームセンターのゴム用品売り場で見つけた「グロメット」というゴムの部品をはめ込みます。
この部品はクルマのエンジンルームから室内に配線を引き込んだりするのに良く使いますが、ホームセンターには様々なサイズが揃っていたので取付用ボルトを締める「ソケットレンチ」が入る以上のサイズのグロメットを事前に用意していました。
クルマの自作パーツ作成で培ったD.I.Y.工作の様々なテクニックと素材を導入した、この「世界に一つだけ」のキムコ スーパー9s専用オリジナルリアキャリア、遂に完成となりました!(祝♪)


まぁ、グラマラスなキムコ スーパー9sの車体に比べると、デザインが実用的すぎる点を除けばこのリアキャリア、我ながらなかなかの出来だと思いますがいかがでしょうか?


自分はどうしても欲しいかったので自作できたからいいものの、全国のキムコ スーパー9sオーナーの中には実用的なリアキャリアが欲しいと思っている方が多いんじゃないでしょうか?
できればこの記事を見て、どこかのメーカーがリアキャリア作ってくれればいいんですけどね~。
↓ 自分が愛用している100V家庭用溶接機はこれです
(続く)