※ これは2006年5月15日当時に投稿した記事です。
早速、何か使えるものが無いかと物置のジャンクパーツを探したところ、クルマの保管に愛用している「合同産業製のアコーディオンガレージ」に使われていたフレーム(台風時に変形してしまったので交換して取り外したもの)を保管しておいたのを思い出しました。
このフレームに使われていた角材は鉄製で断面を見ると長方形になっており、「溶接するために最適な素材」、「断面形状がリアキャリアとして最適」、「廃材の有効利用(!)」とベストな条件が重なっていたので、この鉄フレームを流用してリアキャリアを製作することにしました。
鉄を接着する方法としては、はんだごてを使う「ハンダ付け」やバーナーを使う「ロウ付け」が一番手軽な方法なのですが、自分はクルマいじりで自作パーツを作る為に100Vの家庭用電源で使える溶接機を所有しているので、リアキャリアの製作には「家庭用100V溶接機」を使うことにします。
自分が愛用している100V家庭用溶接機はこれです!↓
プロ級の溶接がD.I.Y.で出来る「ホームアークナビ プラス」
まずリアキャリアの形を考える為に、鉄フレームをワッシャースペーサーの上に置いてみます。

やはりリアボックスを装着するには固定部分が前半分に集中しているので、リアキャリアはこの固定穴よりも後ろへ延長する形になります。
そこでリアボックスの大きさを考慮して鉄フレームを配置し、リアキャリアの形を決めて、正確な寸法を書いて針金で固定する穴を空けた板にフレームを仮固定しました。

溶接する際に隣接する鉄フレームとの隙間が開いていると溶接できないので、グラインダーで端面をぴったりと合うようにカットします。そして100V溶接機にて各フレームを点溶接し、位置がずれないようにしてから両方の面を本溶接しました。



溶接作業が終わったので、パテを使って隙間や段差を埋めました。(紫外線を当てればすぐに硬化するので作業性も良く、硬度も高いホルツのUVパテを使用しました。)

(続く)