※ これは2006年4月1日当時に投稿した記事です。今回、初めてSUPER9sのハンドルカバーを分解したのですが、
かなりガッチリと組み合わさっているので様子を見ながら慎重に作業しました。
作業にはマイナスドライバーや、クルマの電線や接続端子を発売していることで有名な
「エーモンの内張りはがし」などがあると便利です。
マイナスドライバーではエッジでカウルに傷をつけかねませんが、この
エーモンの「内張りはがし」は大工道具の「釘抜き」のようなカタチで、本来はクルマの内張りを固定しているピンを取り外す工具ですが、狭い隙間にも滑り込ませやすいなめらかな形状と薄さ、力を掛けても変形しない強度などが
絶妙のバランスで、内張りはがし作業以外でも愛用しています。
分解方法はちょっと文章での説明が難しいので割愛しますが、ネジを外してもこのカウルの組み合わせだけでも強固に固定されていますので、分解には
力を無理にかけて破損しないように十分注意が必要です。
そしてやっと分解したカウルに穴を空けて、裏からつまみをネジで固定します。念のため、ゆるみ防止剤をネジに塗っておきました。
取付後、再び組み合わせたのがこちらの様子です。↓

ちなみに画像左手前にはドリンクホルダーが装着されていますが、これの取付方法は「ハンドリベッター」の仲間である「
ハンドナッター」という工具を使っています。
「ハンドリベッター」は一度母材同士をカシメてしまうと強固に固定されてしまいますが、「
ハンドナッター」はリベットの代わりに
圧着できるメスネジをセットして母材にカシメてから、普通の
ネジを使ってパーツを装着できるので非常に便利な工具です。
サイズは
M3~M5くらいまでがポピュラーで、それ以上のサイズもありますが圧着するのに相当な力が必要で工具自体も大型になります。
バイクのカウルのように薄いプラスチックや金属の中空パーツが多く使われている場面では、ドリンクホルダーやステーなどの
取り外すこともある軽い部品を装着するのに最適です。
パーツの取付に一番手軽な方法としてはタッピングビスでの固定がありますが、クルマやバイクのように振動の発生する部分へのタッピング
ビスでのパーツ固定は緩みやすい欠点がありますし、何度も取り外しをすると母材にネジが効かなくなりますので、自分は多少面倒でもきれいに施工できるこの「
ハンドナッター」で装着しています。
こうして純正では少々使いづらかったコンビニフックを、引き出しのつまみを使った増設で解消しました。
この改良を施してからすでに1年経過していますが、つまみが陶器製とは言え割れたり欠けたりすることもなく、ちょっとした買い物袋をぶら下げる時に大変実用的に活用しています。
リアボックス装着に引き続き、これで
SUPER9sの積載力は更にアップ!