※ これは2007年5月25日当時に投稿した記事です。ある日、仕事が終わって駐輪場に行くと自分のキムコ スーパー9sの下の路面が妙に濡れています。
当初は「あれ?ちょうど水たまりの上に駐輪しちゃったのかな?」なんて呑気に考えていたのですが、下回りを覗いてみるとウォーターポンプにある小さな穴からうっすらとLLC(ロングライフクーラント=冷却水)の漏れた跡がついていました。
ゲゲッ!思いがけずトラブル発生!
(↓ 画像ではとりあえず対策が分からなかったので穴に木ネジを差し込んでます。汗)

すぐに車載工具のドライバーを使ってフロントグリルを取り外し、ラジエターのリザーバータンクを確認すると、ものの見事に空っぽ。
とりあえず近くの水道からペットボトルに水を汲んでリザーバータンクに水を満たしてみましたが、エンジンを掛けてみると先述の穴から回転数に連動して結構な水が滲んできます。これはマズイ!
・・・ってか、以前から気になっていましたが、この穴ってなんで空いてるんでしょう?(焦)
いつからこんな状態だったのか判りませんが、出先の応急処置で直せる類では無いので、とりあえず自販機の横に捨ててあった空ペットボトルを数本頂戴し、中を洗ってから水を入れて携帯。
自宅までの帰路の途中で何度かペットボトルの水を補充し、回転数をあげないようにしてなんとか帰宅することが出来ました。
帰宅後すぐに部屋のパソコンを立ち上げて、キムコ スーパー9sのCD-ROM版サービスマニュアルを確認してみましたが、この穴がなんで空いているのか不明(英語版なので翻訳しても的を得ず...)でした。
そういえばだいぶ前に日記に書いてますが、回転に連動して「フュイーン」という音がしていたのを思い出しました。(その当時はプーリーかブレーキの引きずり音かと思っていましたが・・・)
その後、その音は自然と聞こえなくなりましたが、今回のトラブルになる少し前にヘルメットをしていても聞こえるくらい、走行中にシート下の辺りから「シャラシャラ」という砂利を巻き上げるような異音がしていました。
素人判断とは恐いもので、これまたこの異音の原因は「タイヤにガムかアスファルトのタールが付着していて、路面の砂利を巻き上げて車体下部に当たっている音」だと思っていました。
実際タイヤを確認してもガムなどの粘着力が付いていなかったので、車体内部で固定していた何か軽いものが衝撃で外れて、走行風でカウル内部にぶつかっている音だと結論づけてました。(汗)
そしてそんな音も聞こえなくなったと思ったら、今回のトラブルが発生しました。
まぁこれだけのトラブルに発展するにはキムコ スーパー9sというバイク自体、まだまだトラブルに関する情報が少なく、素人の判断で兆候を見逃していたのもあります。
最初の兆候の際には販売店に持ち込んでメカニックに現車確認をしてもらったのにもかかわらず、その店に置いてあった中古のキムコ スーパー9sにも僅かに同様の音がしていたということで「そういう仕様なのか」と少々強引に納得してしまったのもあります。
これがキムコ スーパー9s全体の弱点なのか、自分の車体だけに発生したトラブルなのかは判りませんが、やはり普段とは違う音がしていたら早期に徹底的に異音の発生源を突き止めた方が良いということですね。
とりあえず今回の故障に関しては、最初の兆候から今回の故障発生まではだいぶ時間が掛かっているので、すぐに乗れなくなるトラブルでは無かったのは不幸中の幸いですが・・・。
(遂にウォーターポンプに故障発生! その2へ続く)