※ これは2007年4月1日当時に投稿した記事です。
(続き)
パテが硬化したら、
ついに自作FRPサイドバイザーが形になりました!まだ仕上げ前ですが、フィッティングを確認するために車体に仮固定してみました。



実際に装着してみるとある程度は車体の曲面にフィットしていますが、実は積層中盤に車体に張り込んだアルミホイルが少し浮いてきてしまい、その影響でサイドバイザーと車体との隙間も数ミリ浮いた形で完成してしまいました。
まぁこの程度ならば隙間に両面スポンジテープを使えば隙間も塞がるので、風圧に耐えられずに走行中脱落することは無いでしょう。
今回はFRPの製作方法としては「一品モノ」としての手段を使いましたが、本来ならばきちんとした原型を作り、それを元にメス型を作ってから製品が完成します。
大量生産をするメーカー品はメス型を作るために費用も手間も惜しまないのですが、今回は自分の為だけに作った製品ですのでメス型が不要な上、簡単に原型の上からそのまま積層する方法で製作しました。
この方法のデメリットは仕上げが面倒になる事で、本来製品の裏面となるガラスマットの模様がサイドバイザーの表面に浮き出しているので、ここから完成度を高めるために地道にランダムサンダーなどをつかって平滑に仕上げていきます。
そして表面を平滑に仕上げたら、車体の塗装にも使ったホルツの缶スプレー「つや消しブラック」で塗装して完成です。

このサイドバイザーを装着して実際に冬の寒い中を走行していますが、明かにズボンの裾への風の巻き込みが激減し、装着前のような凍てつく寒さから解放されました。
製作には多少手間が掛かりましたが、ほんの少し風の流れを変えただけでこれ程までに冬場の辛さが和らぐならば、今回のサイドバイザー製作は大満足できる結果となりました。
(FRPで自作!SUPER9S専用サイドバイザー製作記 完)