※ これは2007年3月21日当時に投稿した記事です。
(続き)
とりあえず型紙を元にPP板を切り抜き、配線止め金具を使って立体的に固定できるか仮装着してみました。

当初は風防効果を高めるためにと大柄なデザインを考えていましたが、実際に仮装着した状態で走ってみたところ、大きすぎるサイドバイザーは風の抵抗になるだけで足元への風の流れを変えるにはもっと小型のバイザーで充分に効果を発揮することが判りました。
そこで当初切り出したPP板の仮サイドバイザーの幅を詰めていき、走行テストをくりかえしながら空気抵抗と風防効果との妥協点を模索して、やっと丁度良いサイズを決定しました。


当初はこの状態で完成となる予定でしたが、実際にサイドバイザーを固定すると一見完成度が高そうに見えますが、裏から見ると配線止め金具で固定しているのが丸見えです。
なにかもっとしっかりした装着方法は無いかと考えた時、いっそFRPで作ってしまったほうが耐久性的にもしっかりしたものが出来ると思い、PP板の簡易的なサイドバイザーからFRP製のしっかりしたサイドバイザーを製作することに計画を変更することにしました。
実はFRPの扱いはクルマのカスタマイズや自作エアロの製作で経験を積んでおり、ちょうど材料も残っている量で製作可能だったということで早速製作を開始しました。
FRPは強力な溶剤なので、まず車体の塗装を侵さないように台所用のアルミホイルを両面テープで車体側に張り込み、養生します。
そしてFRPのポリエステル樹脂を配合し、曲面にも馴染みやすい#300のガラスマットを樹脂を含浸しながら2層ほど張り込んでいき、そのまま約1日硬化を待ちます。

(FRPで自作!SUPER9S専用サイドバイザー製作記 その3へ続く)