※ これは2007年8月26日当時に投稿した記事です。エンジン破損で修理が無理ということがわかり、エンジン単体での出物も期待できないということで、ここが潮時なのかと
スーパー9sの修理を諦めて降りることを決意しました。一番手っ取り早いのはネットオークションで車体を現状渡しということで売却することですが、エンジンの破損した重量級のバイクでは、遠方までの送料だけでも高額となるので売却できたとしても安値にしかなりそうになりません。
中古バイクの買い取り業者の中には不動車でも買い取り可能な業者がいましたが、自分がコツコツカスタマイズしてきた世界に一台だけの愛車、エンジン不動ということで
足元を見られてゼロ査定になるのは目に見えています。面倒だからと地元の解体業者に丸投げしてスクラップされるのも嫌ですし、ここは手間が掛かってもネットオークションで売却できそうなパーツと、処分するしか無い部品とに分解する必要があります。
実は今まで隣の借家が空家になっていたので、自宅とその中間にある場所がスーパー9sをいじるちょうど良いスペースだったのですが、近々隣に引っ越してくるとの情報を聞いたのでスーパー9sを分解するのを急がなければなりません。
そこで隣の家に引っ越してくる前の作業スペースが確保できる間に、早速スーパー9sの分解作業を開始することにしました。
まずは売却が期待できそうな外装関係やガソリンタンクを取り外し、電装品の配線なども分別ゴミとしてまとめて取り外したら、画像のようにだいぶシンプルになりました。(まるでズーマー・・・。)


さすがにここまでスリムになると、重量級のスーパー9sも非常に軽々としています。
エンジンが無事ならこの状態でちょっと試乗してみたい誘惑に駆られましたが、スーパー9sを降りる原因となったエンジンの破損状況を改めて見るとこんな感じでした。画面中央に破片が欠けた部分だけでなく、そこからヒビがさらに奥まで走っているのが分かります。

当初はこの状態で解体業者に渡して処分しようかと思ったのですが、ホイールは先日交換したばかりですので、まだまだ処分するにはもったいない状態です。
しかし前後ホイールを取り外してしまうと、重くて移動が困難となります。
そこで再び決意しました。
解体業者に処分を頼まないで町内のゴミの日に出せるレベルまで解体・分別する!一見、町内のゴミにバイクなんて出せないと思いましたが、決められた分別方法でバイクの部品を埋め立てゴミと資源ゴミとして細分化して、大きい部品は細かく切断することで出すことが出来そうです。
そうと決めたら、まずはホイールを前後外してフレームに装着されているラジエターやエンジン本体など、全てを取り外しました。

エンジン本体も取り外せそうな部品は細かい部分まで分解し、固着して取れない部品は金属部分ならそのまま装着した状態にしました。
自分はエンジン構造などに詳しくなかったので、ここまで分解することで初めてスーパー9sが50ccというエンジンであれだけのパワーとスピードを出していたんだと感心しました。

フレームもこの状態ではまだまだ大きいため、ディスクグラインダーでフレームは4分割、エンジンは真っ二つにまでしました。
その後、町内の資源ゴミ、埋め立てゴミの日に出したところ、無事に回収されていきました。
手間は掛かりましたが、解体業者に処分代を支払って一気にスクラップにされるよりも自分の手で分解し、
最後まで看取ることが出来て良かったと思います。
かくして残ったパーツはヤフオクで売却したので、今後は全国各地のスーパー9sオーナーさんの補修部品、またはカスタマイズの素材として活用されることでしょう。(落札してくれた方に感謝!)
自分がスーパー9sを入手した頃はあまり情報が無くて地元でも他にスーパー9sを見かけることは滅多に無かったのですが、最近は知名度もあがり人気も高まってきたようです。
これでこのブログも記事のそろそろ更新を終了しますが、最後に今まで応援してくださった方へのプレゼントを考えていますので、最後の記事をお楽しみに!
※ これは 2007年8月25日当時の記事なのでプレゼント企画は終了しています。
1. 無題
今度は違うマシンでバイクライフ楽しんで下さい。
沢山のカスタム情報ありがとうございました。