※ これは2007年3月5日当時に投稿した記事です。
今年は暖冬と言われていますが、夜勤の仕事をしている自分にとって通勤時間帯となる深夜と明け方の寒さはまだまだ耐え難いものがあります。
そこで何か良い品物が無いかとバイクショップを物色しにいくと、入り口近くに「おやじアイテム」の定番「スクーター用ハンドルカバー」が特売品として1980円で売っていました。・・・うむむ、安い?
う~む・・・でもこれを付けたら、格好いいイタリアンデザイン・スポーツスクーターであるキムコ スーパー9sが一気にダサくなりそう。(汗)
昔乗っていた国産スクーター「ディオBAJA」の時でさえ、「防寒ハンドルカバー」だけは超えてはいけない一線(?)アイテムとして断固として装着を拒んできた(代わりにハンドルバイザーを装着)だけに、ここで寒さに屈してしまうのはいかがなものか・・・?
当初は以前乗っていたスクーター同様、新聞配達のスーパーカブが装着しているようなハンドルに付ける大型の「ハンドルバイザー」か、オフロードバイクが付けているような「ブッシュガード」を装着しようと考えていました。
しかし「ハンドルバイザー」はサイズが大きい割には風よけ効果はそれほどでもない(配達時の手の自由度を考えたらあれが妥協点?)し、オフ車の「ブッシュガード」はデザイン的にはキムコ スーパー9sに似合いそうでも「防寒・風よけ」という効果は期待できません。
それにキムコ スーパー9sは以前のスクーターよりも巡航速度が高いツアラー的なスクーターなので「手がかじかむからスピードを落とす」のは本末転倒な感じがします。
ここは「ダサい」と街ゆく人達から嘲笑をあびようと(考えすぎ?)、積極的な防寒対策に乗り出さなければ。まさに「背に腹は替えられぬ」です。
ってことで散々悩んだ結果、「防寒ハンドルカバー」を購入しちゃいました。(苦笑)
実際に使ってみると、自分の手から放出された熱がある程度密閉されたハンドルカバー内部に籠もるので、ハンドルヒーターなどが無くても暖かです。
以前は冬の雨の日なんて、グローブをしていても手の感覚が無くなるくらいに冷たい思いをしていたのですが、このハンドルカバーのおかげでそんな辛さを感じることも無くなりました。
しかし保温効果があるかわりに雨中走行後は湿気が籠もるので、翌日は車体から外して天日干しが必要です。
気になる装着感もキムコ スーパー9sの車体が大柄な為か、思ったほどハンドルカバーだけが浮いた感じもなく、色も黒を選んだので車体の赤黒のデザインとも違和感は無いように思えます。
人それぞれ印象は異なるとは思いますが、自分的には今まで「オヤジアイテム」として倦厭していたのがもったいないくらい、実用的には優れたアイテムだと思います。
あとはデザインが地味なので、もう少し格好いいと良いんですけどね。
黒い合皮を車体色に合わせて「染めQ」で赤く染めたり、マスキングして「SUPER9S」ってロゴを入れてみたらどうでしょう?
※ 2015年8月追記
この記事を書いた2007年当時にはまだ発売されていませんでしたが、現在はコミネからスクーター用のハンドルカバーにもオシャレなカラーの製品が発売されていますね。これならオッサン臭いハンドルカバーもポップに見えそうです。(後の愛車となるホンダPCXに装着しています。)
とりあえず冬の防寒アイテムの一つとして、この「防寒ハンドルカバー」はなかなか侮れないアイテムですよ!



