※ これは2006年4月25日当時に投稿した記事です。昨日の昼間は暖かかったですね~。グローブ無しでも普通に乗れました。
キムコ スーパー9sは水冷式なので、真冬の寒さではなかなかエンジンが適温にならずに最高速も伸びませんでしたが、暖かくなってくるとオイル類もスムーズになるようで加速もなめらかでトップスピードも真冬の頃と比べて5~10km/hも伸びています。
ちなみにデジタルメーターの水温計では真冬ではしばらく走っても、50℃以上まで水温が上がらなかったのですが、最近はだいたい60℃くらいになってきました。
去年の真夏には80℃くらいまで上昇していましたので、使っているオイルなどにもよるのでしょうがキムコ スーパー9sがスムーズに走れるのは50℃以上の水温なんでしょうね。
さて、前回はデジタルメーター装着までを書きましたが、今回は同じ電気系ということで、テールランプ交換について書こうと思います。
キムコ スーパー9sを夜間乗っていて気になるのは、ブレーキングするとヘッドライトが一瞬、暗くなることです。
これはブレーキングするとテールランプが点灯することで、消費電力が低下するためにヘッドライトが暗くなるのですが、そもそもキムコ スーパー9sのバッテリーは容量に余裕が無いらしく、後付の電装品(アンダーネオンなど)を装着する場合には国産の同様量のバッテリーに交換するか、フロアトンネルの工具箱を取り外して容量の大きなバッテリーに載せ替える必要があるようです。
自分がキムコ スーパー9sを購入した当時、消費電力が少なく、長寿命で明るいというスクーター用のHIDシステムなどを導入しようと思っていたのですが、そのHIDシステム(サン●ーテクニカ製)の評判がスクーター、クルマ用を問わずに「すぐに切れる」との悪評だったので購入を思いとどまったことがあります。
キムコ スーパー9sは他の原付スクーターと比べても特に風格のあるスクーターなので、HIDシステムを奢ったらさぞかし似合うと思いましたし、なによりこの「HIDの消費電力の少なさ」がバッテリーへの負担を軽減してくれることに期待していたのですが、その計画も頓挫してしまいました。
そうなると各ランプ類の低電力化対策として、流行となっているLEDバルブへの交換を考えました。
今でこそ各社から「従来のバルブ球以上の明るさ」を持つLEDバルブが発売されていますが、自分がキムコ スーパー9sを購入した頃はまだこのLEDバルブが登場したばかりで、真正面から見た時は確かに明るいのですが少し角度を逸れてしまうと、途端に暗く見えるバルブばかりでした。
日本のメーカー各社はLEDの「低電力だけれど、光の指向性が極端」な性質に苦慮して、全方位のあらゆる方向にLEDバルブを埋め込んで対策した製品などを開発しはじめた頃だったと思います。
そんな中でも自分が探し当てたのは、海外でクルマのヘッドライトやフォグランプなどの「光りモノ系」ドレスアップパーツを発売している「MATRIX」社のLEDバルブです。
このLEDは純正ランプとほぼ同じサイズながらも、LED球の質やテールランプ内部の反射板を考慮した最適な照射角度に最適なLED球数(24個!)で設計されており、低電力ながらも純正同等の明るさを確保したという品物でした。

その当時カーショップやバイクショップで販売されていたモノと比べると少々高価でしたが、早速購入して装着してみるとLEDなのに純正同等の明るさでどの角度からもハッキリと明るく点灯し、ブレーキを点灯してもヘッドランプの明るさに影響が無く、LEDの「低電力」を実感しました。
また、従来のバルブでは「ホワッ」という感じで点灯しますが、こちらはLED特有の「スパッ!スパッ!」というレスポンスの良い点灯をします。
このLEDバルブのおかげで以前のようにブレーキング時にヘッドライトが暗くなることが無くなりましたし、LEDの苦手な昼間でもハッキリと点灯しているので、バッテリーの負担を軽減する為にもキムコ スーパー9sには最適なバルブだと思います。
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