※ これは2007年8月25日当時に投稿した記事です。ある日突然エンジンとフレームの接続部分に亀裂が入ってしまったスーパー9s。
知り合いに接着剤などで有名なロックタイト製品を専門に扱っている人がいたので、このようなエンジンの破損部分を強度的にも接着できる製品が無いか聞いてみたのですが、やはり業務用の接着剤でもこのような場所では無理とのこと。
やはり再びスーパー9sを走れるように直すには、別の車体からエンジンを単体で入手するしか方法が無いようです。
それから2週間ほどネットオークションでスーパー9sのエンジン単体が出品されるのを待っていたのですが、今までにもエンジン単体で出品されたことは希でしたし、最近売れているスーパー9sとはいえ、まだ事故車の数は少ないのでなかなか出物は無さそうです。
ちょうどスーパー9sが故障するちょっと前に運良くマニュアルバイクの練習用としてスズキのジェベル125を安く入手できたので、今後は雨の日や通勤にはラクチンなスーパー9s、マニュアル操作の鍛錬とツーリングなどにはジェベル125と、気分やシチュエーションによって2台を使い分けようと思っていました。
その後入手したジェベル125についてはこちらのブログにて更新しています。
「SUZUKI DJEBEL125 通勤快速化計画 -ジェベ公といっしょ-」しかしエンジン単体での入手の目処が経たない上、運良くスーパー9sのエンジンが入手できたとしても本当に2台のバイクを使い分けながら面倒を見れるのかと改めて考えるようになりました。
すでに先日、無事に普通自動二輪MT免許を取得することが出来たので、これからは50ccバイクにこだわる必要は無くなっています。免許は自動二輪免許で400ccまで乗れるようになっても、
原付バイクに乗っている時は法定速度が30km/hのままですので、スーパー9sを復活させるついでにエンジンをボアアップして原付二種とするのもいいかもしれません。
しかしスーパー9s用のをボアアップしたとしても、ガソリンはハイオク指定となり、オイルなども高級品を使わないとエンジンが焼き付いてしまうなど、コスト的にもメンテナンス的にも不安要素が増大します。そもそも元が50ccのエンジンをボアアップしても、せいぜい80cc程度が限界だと思います。
そうなると自動二輪免許取得しているのに、わざわざ原付バイクをボアアップして不安要素を抱えながら乗り続けるメリットがあまり無くなってしまいます。
たしかにスーパー9sは「原付スクーター」としては国産には無いデザインとボディサイズで速くて乗っていて楽しいバイクですし、前後ディスクブレーキという豪華な装備が魅力的です、
自分もスーパー9sを持っていなかったら現在の職場までの通勤が辛くて仕方なかったと思いますが、スーパー9sのおかげで片道12kmの距離も、夜勤明けの空いた道をトップスピードで巡航して速やかに帰宅することができました。
カッコイイし愛着のあるスーパー9s・・・しかし自動二輪免許取得と125ccのオフ車を入手するのと前後して、まるで自分の役目を終えたかのようにエンジン破損という致命的な故障をしたスーパー9s・・・
もう潮時なのかもしれません。
2台のバイクの維持、それらを本当に使い分けできるのか・・・家での置き場所や通勤車両としてのメンテナンスの手間など色々悩みましたが、ついに決断しました。
修理を断念し、スーパー9sを降りることにしました。