※ これは2006年4月26日当時に投稿した記事です。自分のキムコ スーパー9sにリアボックスを装着してしばらくすると、当初は大きすぎるかと思われたボックスのサイズも見慣れてきました。
すると今度はキムコ スーパー9sを横から見た時、純正でナンバープレートを装着してあるフェンダーが妙に違和感があるように見えてきました。
当初「
キムコ スーパー9s用のフェンダーレスキット」としては、キムコ車のオプションパーツなどを販売している「
G1プロダクツ」というメーカーから8000円程度で発売されていました。
しかしこの「G1プロダクツ」、自分がスーパー9s購入時に販売店に値引き代わりに装着を頼んだのがこのメーカー製の「アルミステップボード」だったのですが、本当にビックリするくらいに仕上げが雑なものでした。
このアルミステップボードはキムコ スーパー9sの専用品のくせに微妙に車体とラインが合ってないし、切り口もグラインダーで切り落としたままのような砥石の跡がくっきりとついているようなモノでした。
納車されて乗り出す時、販売店の人からも「このアルミステップボードのフチが荒れているので素足では怪我するかも・・・」と注意される始末だったので、その後自分でヤスリで磨いたくらいです。
こんなクオリティで1万円もするようでは、他のパーツの品質も期待できそうにありません・・・。
ちょうどその頃、SUPER9sオーナーの掲示板を見ていたら、このフェンダーレスキットをアルミ板で自作されたというRYOTAさんという方が画像付きで投稿されていたのを見かけました。
今まではG1プロダクツのHPで装着された状態の画像しか見たことが無かったのですが、フェンダーレスキット自体はアルミ板を曲げる程度の簡単な加工で製作できることが判り、早速自分で作ってみることにしました。(ちなみにG1プロダクツのはステンレス製です。)
材料はホームセンターの金属素材売り場で売っていたアルミ板の中から、加工にちょうど良さそうな3mm厚程度の板を購入してきました。
そして純正の野暮ったいリアフェンダーを取り外し、元の取付穴の位置やフェンダーレスに必要な面積などを測り、適当なベニヤ板に形状をトレースして不具合が無いか仮装着してみました。

形状自体に問題無いことを確認したら今度はナンバープレートと反射板をレイアウトし、最上部には純正のナンバー灯も流用できるようにしました。

純正フェンダーを取り外すことで今までよりも泥はねがひどくなることから、フェンダーレスプレートの形状もナンバープレートの形状どおりに切り出して、ベニヤ板でキッチリとした型紙を作ります。

そのベニヤ板を買ってきたアルミ板の上に載せてしっかり固定させたら、先の尖ったキリのようなもので正確に形状をけがいておきます。
アルミ板は鉄板と比べて素材が柔らかいせいかハンドグラインダーでのカットがしにくい為、けがいたラインに筋を刻んだ後で机の角に当てて曲げ折りました。
(続く)