※ これは2006年4月20日当時に投稿した記事です。「KOSO デジタルマルチメーター」装着に必要なセンサーで残るは
「磁石感知式スピードセンサー」の装着となりました。
この方式は、フロントのブレーキディスクを固定しているヘキサゴンボルトの穴に小型で強力な磁石をセットし、その磁石を感知するセンサーをフロントサスペンション側に固定することで、ホイールの回転を読み取る構造です。

この方式ならば、
メーター本体にタイヤ外周を設定することでホイールの径が異なる様々なバイクに装着可能で、ワイヤー式に比べて装着が面倒ですが、非接触センサーなので駆動ロスにもなりません。
しかしキムコ スーパー9sにこのセンサーを
装着するには少々加工が必要でした。
このメーターには2種類のセンサー固定用のアダプターが付属しており、フロントホイールを固定しているシャフトの径に合わせて選べるように2種類の幅での長穴が空いています。
しかしそのどちらもキムコ スーパー9sのフロントホイール固定ボルトの径には合わず、最初に大きい穴のアダプターで装着している際、微調整の為に金属のように強引に曲げようとアダプターに力を加えたところ、
ポッキリ折れてしまいました。このアダプターは鉄製ではなく、アルミのような軽金属で作られていて軽くて錆びないのですが、無理に力を加えるなどの
変形には脆かったのです。
仕方ないので、残った小さい穴のアダプターを
電動リューターで削って慎重に穴を拡大して加工しました。
この加工の際に注意することは、すでに長穴が空いている為、通常のドリル刃をつかって穴を広げようとすると、ギクシャクと
ドリル刃が引っかかって無理な力が加わり破損してしまう可能性が高いので、電動リューターで慎重に削っていく必要があります。
電動リューターが無い場合は、面倒ですがこの長穴に入る径の棒ヤスリで穴を拡大していけば失敗しないと思います。
そしてセンサーの高さが決まった後でセンサーをセットしてみると、ブレーキローターにセットした磁石との隙間が広すぎたので、センサーをもっと奥にセットできるように
更に電動リューターで彫り込み加工をして無事に装着できました。
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(続く)