※ これは2007年3月15日当時に投稿した記事です。
キムコ スーパー9sに乗るようになってフロントカウル・デザインの影響なのか、足元への風の巻き込みが多いことに気が付きました。特に冬場は防寒対策のしずらいズボンの裾から走行風が侵入してきて、直接足を凍てつかせるような気がします。
以前乗っていた国産スクーターのディオBAJAの時は寒い時、足をフロアの中央に置くことで冷風に晒されるのを防いでいたのかもしれませんが、キムコ スーパー9sにはセンタートンネルがあるので、必然的に足の置き場は左右の端となります。
足の置き場は決まっているので、走行風が足元に直接当たらないようにするためにはフロントカウルにスポイラー、通称「サイドバイザー」を装着したいと考えました。
↓ 別車種ですが「サイドバイザー」のイメージはこんな感じです。
そこで最近流行のビッグスクーターには当然のように設定のあるサイドバイザーでキムコ スーパー9s用が無いかを調べたのですが、どこからも発売されていません。
排気量は違うものの、コンパクトなスポーツスクーターとして人気のあるヤマハ・シグナスには設定があるのに・・・
ネットで色々と各車種のサイドバイザーのデザインや評判などを調べているうちに、とあるスクーターオーナーの方がホームセンターで売っているPP板を使って自作したサイドバイザーの記事を発見しました。
メーカーがちゃんと純正アクセサリー品としても用意しているくらい人気のあるサイドバイザーですが、デザイン的にはちょっとしたものなのに車種専用設計の為か、結構高価です。
そこでこのオーナー氏は高額な純正品を買うのはもったいないということで、同等の機能をもつサイドバイザーを格安な材料で自作したようです。
作り方自体はダンボールなどで直接ボディに沿った型紙を製作し、それを柔軟な素材であるPP板に転写して切り抜いたら、車体との接合は市販されている電気資材の「配線止め金具」を曲げて両面テープで固定するという簡単なものです。
しかしこんな簡単な作りでも、接合する金具を多くしつつボディと一体化するようにきちんと作ればある程度の速度域でも強度的には問題無いとのことでした。
この方法ならば、格安な費用でどこのメーカーからも発売されていないキムコ スーパー9s専用のサイドバイザーを作ることが可能です!
早速ホームセンターで1m x 1mくらいの黒のPP板を購入し、配線止め金具は100円ショップのダイソーで大量に購入してきました。
そして要らないダンボールを使って、キムコ スーパー9sの複雑な流面形フロントカウルからラインを探り、試行錯誤の上、なんとか満足できる型紙を作ることが出来ました。

(FRPで自作!SUPER9S専用サイドバイザー製作記 その2へ続く)