※ これは2006年5月20日当時に投稿した記事です。
自分のキムコ スーパー9sは中古で購入したのですが、ヘッドライトは前のオーナーの手によってPIAAの高効率バルブ(詳細不明)に交換されていました。
購入当初はHIDライトを導入する予定だった品物が、とても評判が悪いことを知り導入を諦めたことは以前も書いたと思います。
キムコ スーパー9sを購入する前にインプレッションをネットで調べたときは、「純正ヘッドライトがとても暗い」という評判だったのが、そもそもHIDライトを導入しようと思ったきっかけだった訳ですが、自分が購入した時に装着されていたこのPIAAのライトはそれなりに明るかったので、「別にHIDライトで無くとも・・・」と思い直しました。
ヘッドライトが意外と白く明るいと、純正ではバランスのとれていたであろう両隣のポジションライトが相対的に暗く見えてしまいます。
そこで思いつくのはポジションライトをLEDバルブに交換して、ヘッドライトの白い光とのバランスを取る方法です。
しかし試しに自分のクルマに使っていたLEDバルブを流用してみると、キムコ スーパー9sのポジションライト部の反射板レイアウトでは、LED特有の光の指向性が顕著で真正面には明るいものの、ノーマルバルブのように光の広がりが無くなってしまい、ポジションライト部全体が暗くなってしまいました。これでは夜間、他車からの視認性も悪くなりますし危険です。
キムコ スーパー9sは前から見るとヘッドライトが下に位置しているデザインの為、ヘッドライトがハンドル部にあるのが一般的なデザインとなっているスクーターと比べると、夜間、対向車や歩行者から見た時の距離感が狂うらしく、以前乗っていた「ディオBAJA(ハンドル部に丸目ヘッドライト2灯装備)」に比べると、夜間の急な割り込みをされることが多くなりました。(多分相手からは、キムコ スーパー9sがもっと遠くに居ると思ってる?)
特に冬場の夜間は自分の身の安全の為に、目立つ色の服を着るようにしたり、ヘッドライトのパッシングなどで積極的に他車にアピールする必要があり、ポジションライトも当初の「ヘッドライトと色を合わせる」だけの意味から、もっと積極的に目立つ工夫をするべきだと思いました。
そこで純正ポジション球をLED球に交換するだけでなく、もっと変わった明るさや光でアピールできるものが無いかとカーショップを物色していたところ、面白いモノを見つけました。

これはカー用品メーカーの「ヤック」から発売されている「くるくるLEDボルト」というモノです。本来はクルマのナンバープレートを固定するボルトと交換する「ヒカリモノ」系のいわゆる「目立ちたがり屋グッズ」です。
おそらく道路交通法では「純正車幅灯以外が光ってはいけない」とかで違反となるので車検非対応品だと思います。(もしかすると小型のデイライトだと言えば大丈夫かも?)
店頭でのディスプレイを見ると、このボルトの頭にチップLEDという小型のLEDが埋め込んであり、それがクルクル回転するように点灯して大きさの割にはかなりアピール度の高いグッズでした。
しかもこの時は特売価格で、通常価格よりも安い値札がついていた為、とりあえず購入してみることにしました。(入手したのはブルーとホワイトが交互に点滅する2色点灯タイプです。)
帰宅後、さっそくキムコ スーパー9sのヘッドライト部分を取り出して、部屋でどのように装着するかを検討してみたところ、ボルトの頭が純正ポジションランプの穴に少し当たる為、穴を拡大すればポジションライト部にセットできそうです。
純正ポジション球の切り欠きを削ってしまうということは、今後元に戻せないことになってしまいますが、すでにノーマルに戻すつもりは毛頭無かったので、躊躇せずにサクッと穴を拡大してしまいました。

(続く)